未来の医療

医師として国際人として

未来の医療

未来の医療 その理想像とは?

近い将来、誰があなたを診療するようになるのか?

あるいは、どんな媒体を通して診療をするのか?

と、アメリカの多くの医学に関するメディアが激しい論争を交わしている。

Could e-patient Networks Becom the Superdoctors of Future? というタイトルに疑問を投げかけている。

即ち、ネットが診療の形を180度、完全に変えることである。

アメリカでは現在、患者が直接、外来の医師に診療を受ける時間は7分に過ぎず、一般的に担当医はキーボードに熱中し、患者と本気で目を合わせる暇がない。

もし、ネット医療が本格化すれば、所謂、保険会社の合理性に巻き込まれ、医療費を削減出来るという論理の局面になりかねない。

iPhone・smart Phone・Cell Phoneなどの大活躍で、いつか、年輩の医師たちは、ネット医療に適応できなくなる時期にぶつかる恐れがある。

患者の心情を深く察する赤ひげ先生の美談は、ネット医療の台頭から時代の流れと共に消え去るのではないか?

特に老年期の医師たちは、新しい時代の消費者(患者を含めて)、ネットを介する社会連絡網、最先端の医療テクノロジーに前例のない精神的圧力を受けている。

さらに、再生医療はこれから脚光を浴びる分野である。

アメリカで、保険が効かないBionic Eye による最先端治療の場合、個人負担で14万5千ドル(日本円で1,740万円)を支払いし、網膜移植を受ける症例もあるという。10万人の患者が、待機していると報告されているが、果たして経済的余裕がある需要者のみに限られているのではないか?

このような治療の恩恵に当たえする患者は本のわずかであり、医療格差はひろがるばかりである。

事情は違うが、日本でも、医療難民が増加しつつあると言われているが、アメリカの医療が’’対岸の火’’だと無関心でいられるだろうか?

違う社会の仕組みの中で、長期的視点から、医療対策を工夫する必要があるのではないかと考える次第である。